ヘルスケアは、初期治療施設から医療、医薬、およびバイオテクノロジーの開発まで、急速に発展する多様な業界です。しかし、いずれの組織でもサービスや製品の提供に伴う費用を抑制しながら、職員の生産性を高めようと努力しています。RiverbedのWDSソリューションによってWANを経由するアプリケーションが加速されます。医療施設は迅速に情報を共有できるようになります。また、ITインフラストラクチャの統合を進めることで患者のデータ保護に関する要件に対応できるようになります。

初期治療施設
病院や医師グループは、患者に広範なサービスを提供しようとするサービス事業者のネットワークに統合されつつあります。これらの組織はWAN経由で電子カルテ(EHR)を利用することで医療を簡略化する方法を模索中です。同時に、WANは1か所のみで行われる専門サービスの利用に欠かせない道具です。たとえば、PACSまたはDICOMの映像データを別の場所に送信し、患者の傍にいない専門医が分析することも可能です。ただし、多くの場合、こうした活動はアプリケーションのパフォーマンスによって制限されます。緊急時に適切な処置を直ちに必要とする場合、アプリケーションが事実上の制約要因になることもあります。
また、これらの施設は患者のデータ保護を強化するよう、行政からの圧力を受けます。たとえば、米国ではHIPAA (Health Information Privacy and Protection Act)により患者情報の厳密な管理が義務付けられています。アクセスを加速するために各地にサーバとアプリケーションを導入する組織がある一方、HIPAAコンプライアンスの実施と監査を容易にするためにインフラストラクチャを1、2か所に統合する医療組織もあります。また、統合すると、IT運用経費の削減にも役立ちます。多くの場合、インフラストラクチャの利用率を高めることで設備投資が軽減されます。IT業務は毎日の保守作業が簡単になり、患者へのサービス向上を目的とする戦略的プロジェクトに集中できます。
医薬・医療装置の開発
医薬・医療装置企業は高リスクの製品開発に大金を投資します。これらの企業は、食品医薬品局(FDA)などの組織に厳しく規制される長期プロセスにかかわっており、開発プロセスに関する詳細の会計処理のほか、研究、開発、臨床試験のさまざまなチーム間で取り交わす正確な情報伝達が求められています。医薬品製造管理(GMP)によって、新たに複雑なベストプラクティス(最良事例)集が加わることもあります。これはアプリケーションとネットワークの利用率自体に影響を与えます。
一般に、分散環境はこのレベルの情報共有をきわめて困難にします。アプリケーションとデータを分散配置した場合、他の支店、さらには本社からも直ちにデータを取り出すことが難しくなることがあります。各ユーザが同一ファイルを異なるバージョンで使用している可能性があり、多くの場合、データの「正しい」バージョンを取得しているかどうかを確認するのが困難になります。一元化された環境では、支店で非常に遅いパフォーマンスとネットワークの輻輳に悩まされることもあります。いずれの場合でもRiverbedのWDSソリューションはアプリケーションを加速することでこれに対応します。