消費財、航空宇宙、自動車、防衛、テクノロジー、機械などの業界の製造業者および複合製品を製造するほとんどすべての企業には、CAD/CAMとPLMの両ソリューションが不可欠です。これらのアプリケーションは非常に強力である一方、大容量のファイル、ソリッドモデル、シミュレーションやプロジェクトファイルなど、数百メガバイトから数ギガバイトにも及ぶデータを共有したり、転送したりする必要があります。
今日の環境では開発、設計、および製造をローカルで処理することはありません。設計と製造が数千から数万キロまで離れたサイトで実施されることもあります。このようなリモートサイトでは数百ミリ秒の遅延が発生しやすくなります。また、衛星リンクを使用する場合は遅延が1秒 (750~1,000 ms)近くになります。大きな遅延が通常の低帯域幅リンクや高価なWANリンクに加わると、スループットを引き出すのが難しい状況になります。現在のところ、このような問題の効果的な解決策はありません。
製品開発サイクルの短縮
RiverbedのWDSソリューションを使用すると、主要な設計文書にLAN同様のアクセスが可能となり、開発サイクルを大幅に短縮できるようになります。リモートサイトに郵送されるファイルを待つことも12時間のFTPプロセスの終了を待つこともなく、地球の裏側にあるファイル、サーバ、およびアプリケーションに即座にアクセスできます。また、この方法では設計ファイルの最新バージョンを確実に使用でき、長時間の遅れでファイルをやり取りする際に発生するようなバージョンの問題を回避することも可能です。
開発費の削減
製造業者はRiverbedを使用し、不要なITインフラストラクチャを排除することで開発費を削減できます。今日、各オフィスにローカルファイルサーバを設置するのが一般的ですが、実際にはこうした複雑な環境を取り除くことができます。毎晩、設計ファイルのローカルコピーを他のすべての設計事務所に複製する必要はなく (データ一貫性の問題につながる管理、セキュリティ、およびコンプライアンスに関する頭痛の種)、設計や製造の現場がすべてのデータについて一元化したサーバを有効に使用できるようになります。いずれの場所からもLAN同様のパフォーマンスでWANを介してデータにアクセス可能です。サーバやソフトウェアへの追加設備投資を排除し、多数のITサポートに関する問題を回避すると共に帯域幅アップグレードを行う必要はなく、帯域幅の費用も大幅に削減します。
サーバを90%削減したハイテク製造業者
アンテナシステムの設計では、多数のオフィスの設計者が新製品の製作で協力できるように、製品ライフサイクル管理 (PLM)システムが必要とされます。ただし、設計ファイルの規模から考えると、PLMシステムを正しく稼動するために、各オフィスに3台のサーバを設置する必要がありました。また、ソフトウェアアップグレード、サーバのレプリケーション、データバックアップなどのシステム保守用にIT担当者の増員が必要でしたが、その代わりとして、RiverbedのSteelheadアプライアンスを各リモートオフィスに配置する決定が行われました。その結果、一元化されたデータへのアクセス時にLAN同様のパフォーマンスを確認できました。リモートオフィスにPLMシステムのサーバが必要なくなり、オフィス間の設計者によるコラボレーションが容易になりました。